Part 4 : 映像          

ここではディープ・パープルの映像を紹介します。日本で出せば割と売れるパープルですが、日本盤が出ていないものもあります。

<<FILE A>> Deep Purple 名義
(Bootleg) Playboy After Dark
Live at Playboy Club, New York, USA 23rd October, 1969
1969年のTV番組"Playboy After Dark"に出演時の映像。内容は
 1.And the Address (Intro)
 2.Interview
 3.Hush
で、Hush はオフィシャルでも部分的に公開されていたし、ブートでも出まわっていたので見た人も多いと思います。これはブートDVD ですが、画質はかなり良いです。ここではイントロとしての And The Address から収録されています。途中のインタビューでは司会者に ES-335 を弾かせるリッチーが映され、その後 HUSH になりますが、この HUSH の映像をこれだけ綺麗な画質でフルに見たのは初めてです。全体的には数分の映像です。
実はこれ、メインはロッド・エヴァンスの CAPTAIN BEYOND なので、パープルの映像がおまけのような扱いになっています。ちなみに CAPTAIN BEYOND の映像は、
 「CAPTAIN BEYOND - MONTREUX 1971」
 Live at Montreux Jazz Festival, Switzerland 18th September 1971
  1.I Can't Feel Nothin' Parts 1 & 2
  2.Dancing Madly Backwards (On a Sea of Arts)
です。2曲ですが20分ほどで、なかなか良いです。
 



 

DEEP PURPLE & THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA
/ Live at the Royal Albert Hall, Sept., 1969
1969年のオーケストラとのライブ。作曲はJ・ロード。上から初回発売時のVHS、途中発売のLD(VHSも同デザインなので初版ではないと思う)、その後ジャケット変更して発売したLD。

当時こういう試みは画期的なものであり、オーケストラ、バンド、客それぞれの表情を見ていると非常に面白い。1970年にもアメリカで再現されたらしいが、当時ブラックモアはこのような試みには否定的だった模様。
下から2段目の写真のとおり、当時他国で発売されたものはジャケットが違う。

ちなみに未所有だが(画像は資料から拝借…)2002年、ヨーロッパでDVD-Videoとして再発売された(一番下の画像)。ここに紹介した過去にリリースされたものと同内容らしく、音楽ソフトに収録されたDPのみの演奏及びアンコール部は入っていない模様。DVD-Audioに収録されているIntroduction部の紹介映像が既発映像と全く同じだったので、画質の向上はあるかもしれないものの、古いのを既に持っている人には必要ないでしょう。(なので私も購入していません:ジャケはDVD-Audioと一緒だしね)
なお、ヨーロッパ盤DVD-Videoはリージョンは日本と同じ2ですが、PALなので通常の日本製デッキ(NTSCのみ再生可能)では観れませんので購入を検討している方はご注意下さい。
 

 
DOING THEIR THING
1970年のスタジオ・ライブで過去に日本の某財団放送(1つしかないわい…)でも放映されている。(ブートには、スクロールする解説が入るその当時の放送を収めたものがあったと記憶している) 4曲入りだがいずれの曲も最初から最後までは入っていない。
上の写真は日本盤のVHSとLD。チョットだけデザインが違う。
下の写真のとおり他国で発売されたものはジャケットが違う。観ていないので定かではないが収録時間が違うみたい??(今のところ信用しないで下さい)
何故か再発売されないが、多分全編残っているだろうから完全版観たいなぁ。
(Bootleg) Pop Deux French TV 1970
1970年のスタジオ・ライブで正規版の「Doing Their Thing」と同時期に収録されたものと思われる。白黒映像。1970年10月8日収録、11月14日放送とクレジットされている。円形状の観客の真中で演奏するスタイルをとっている。
きっと白黒だろうが全部収録していると思うので全編観たいなぁ。
SPECIAL EDITION EP
過去に「Beat Club」で放映された「Hallelujah」「No, No, No」「Highway Star」3曲を収録したDVD。5.1chで収録されている。

現在、「なんちゃって5.1ch」(3組のステレオでむりやり5.1chを構成していた・・・)を外してしまったので5.1chの効果はまだ体験できていませんが、2chステレオで聴いてみてもなかなかいい音です。画像も何らかのデジタル加工をしたのか、結構くっきりしています。

各曲の詳細は次の「Masters from the Vaults」に記します。
Masters from the Vaults
既発の「doing Their Thing」と「Beat Club」の3曲にイアン・ギランのライブを加えたDVD。発売前は単に「パープルの貴重映像集」というふれ込みだったので、曲目リストだけ見ていたら「えっ!!、こんな映像あるの?」と思っていたのですが、見事に裏切られました。。。
イアン・ギランのほうはゴム紐が伸びていた(このネタ、分かる人いるんだろうか?…)1989年の映像であるが、声が凄く出ていて「Demon's Eye」等やっていて、正直パープル映像にガッカリした分はこちらを楽しませていただきました。なかなかいい映像です。実際私(管理者)もライブで「Demon's Eye」をやったことがありますが、この曲、単調ですがプレイするのはとても楽しい曲です。

パープルに関しては先に述べたとおりの既発映像ですが、5.1ch収録されていてある程度音質改善されているのではないかと思われます(現在5.1chは確認していません)。ただ、画質があまり良くありません。初めて見る方はこれで納得するでしょうが、既発映像をお持ちの方は見比べるとちょっとガッカリするかもしれません。なので既に同映像をお持ちの方にはお勧めしませんが、5.1chで聴いてみたいとか、未所有の方は現在入手困難な映像ですので買っても損は無いと思います。

余談ですが、これを見ていて思い出しましたがこの当時のリッチーのストラトは裏カバーが弦通しの穴の部分から切られてボディに入り込んでいるブリッジが見えている状態です。多分普通のカバーのままだと弦交換が邪魔臭いからなのでしょう。私(管理者)もそれがイヤでストラトの裏カバーは外したままなのですが、スプリングがベルトに引っかかるのでこの方法を真似しようかな、と思いました。

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<内容についての比較>

ちょっとここで「Beat Club」「SPECIAL EDITION EP」とこのソフトで各曲比較してみたいと思います。

[Highway Star]
一般発売ではなく特典ソフトに収録されていた「Beat Club」 では女性司会者が映りジャ〜ンの部分から収録、最初に映っていたギランが一旦消えるところも見られます。音は2ch収録で無加工ですが、何だか迫力があります。最後も画像が小さくなって黒くフェード・アウトするところまで入っているので、おそらく一番完全な形での収録であろうと思われます。
「SPECIAL EDITION EP」では最初と最後にDeep Purple の文字が入るため、女性司会者も映らずギランはジャ〜ンの後に初めて登場するように見えます。映像もデジタル加工でもしたのか妙に鮮明です。2chで聴いていますが音はエコーがかかった感じで意外に良いように聞こえます。
「Masters from the Vaults」ではオープニングのジャーンがなく、その後のスネア音のタタタタから入ってきます。最後は終わりきる前にフェード・アウト。「SPECIAL EDITION EP」の最初と最後をカットしてダビングしたんちゃうか?みたいな編集です。音(2chで確認)はエコー感は無いです。

[No, No, No]
「Beat Club」ではイントロの音が始まったところからリッチーが映っていますが、他のものはイントロ冒頭でタイトルが入ります。「Beat Club」では終わりまで画像が収録されていますが「SPECIAL EDITION EP」では終わりに再度タイトルが入り、「Masters from the Vaults」では何故かフェード・アウトで、これまた「SPECIAL EDITION EP」の最初と最後をカットしてダビングしたんちゃうか?みたいな編集です。

[Hallelujah]
「Beat Club」では無修正のものと修正版の2種類があります。詳細についてはこのページの下のほうの<<File B>> 企画・編集もののコーナーをまずご参照ください。
その「Beat Club」ですが、イントロから演奏終了までメンバー映像ですが、最後のドラム音がありません。無修正版では2箇所に画像の乱れが見られます。
で、「SPECIAL EDITION EP」では曲の途中で2回「Deep Purple」の文字が入ります。この2箇所が「Beat Club」無修正版の画像が乱れる部分です。乱れ隠しのために文字を入れたものと思われます。曲のエンディングはドラム音で終わります。こちらでは曲の最初と最後は他の曲同様タイトルが入ります。
さて「Masters from the Vaults」ですが、これは不思議です。曲の最初にタイトルが入ります。そして問題の画像の乱れですが、何故か1回目(転調するところ)は乱れがありません。乱れのないマスター・テープから起こしたのか、修正したのかは定かではありません。2回目の乱れ部はジョンが映っていて乱れがないように編集してあります。「Beat Club」修正版ではこの部分はリッチーの右手のアップでしたが、これでこの曲の映像を初めて見た人は何の違和感もなくこれがオリジナルだと思うでしょう。
自分が所有している[Hallelujah]の映像は4種類ですが(ブート除く)、その4種類ともが違う編集がされているというのはとても妙です。
Rock Review
2004年?発売、ブートっぽいけど、曲の合間等にD・ホワイトやN・マレーらのインタビューも挿入されているのでオフィシャルのようです。
(ただ、バンド、マネージメント、メンバーら関係者の許可をとって出しているとは思えませんが・・・)
全8曲中後半4曲は Machine Head Live からの映像なので珍しくはありません(色は白黒ではなく紫黒のほう)。
前半4曲のうち Speed King と Child In Time はグラタナTVからのもので、最近では Masters from the Vaults 等にも収録されているのでこちらも今では別段珍しくはないと思われます。(画像は Masters from the Vaults と同程度、個人的には Doing Their Thing の色合いが好きなんですが・・・)。
残りの2曲は Mandrake Root と Wring That Neck で、POP2のカラー版です。個人的には白黒しか所有していなかったので、このカラー版が綺麗な部類なのかどうか分かりませんが、ブートのAランクぐらいかな?って感じの画質です。
そういう意味ではオフィシャルでPOP2のカラー版が見れるので購入して損はないと思われます。
時代が時代だからでしょうが、円形の客席の柵も何もない場所で演奏するスタイルってのも面白いです。でもPA等見当たりませんので、客席ではどんなバランスだったんのしょう。
Machine Head Live 1972
マシン・ヘッド発売直前のドイツでのライブで白黒映像。この日も含め、1972年の初来日頃までブラックモアは何故か Highway Star のお決まりソロを弾かない。しかしこの頃のブラックモアのプレイは神業である。
日本以外では SCANDINAVIAN NIGHTS というタイトルで出ている。(右の写真) 白黒というよりは紫黒という映像処理がされていて、ジャケットの色と同じような色の映像になっている。
(Bootleg) HOFSTRA UNIVERCITY 1973
フランスでのTV放映ものと思われる1973年のライブ映像で、所有しているものは「Strange Kind Of Woman」「Space Truckin'」の2曲を収録した約18分のもの。画質は良くないが、この当時のライブ映像をカラーで観ることができる。(Space Trcukin'は次の<Classic Albums> MACHINE HEAD に部分的にだが綺麗な画像で収録されている)

日付・場所に関しては1973年5月27日(情報提供:へびつかいさん)のニューヨーク公演で、崩壊直前の第2期のせいか(ちょうどこの1ヶ月後の日本公演で崩壊する)かなりの緊張感が伝わってくる。しかしこの時期のリッチーはとてもかっこいい!!

「Strange〜」で画面に映し出される曲名が何故か「Demon's Eye」になっている。推測だがFIREBALLアルバムの3曲目がUSでは「Strange〜」でヨーロッパでは「Demon's〜」なので、アメリカ人がフランスの局に「FIREBALLの3曲目の曲だよ」と説明するとこのようなことが起こる事になる。ま、推測ですので。。。
「Space〜」はギター・ソロの途中が編集されていてちょっと残念。
LIVE IN CONCERT 72/73 - THE DEEP PURPLE ARCHIVE COLLECTION
2005年07月発売、UK盤。
内容は既発の「Machine Head Live 1972」とこれまではブートで出回っていた「1973年 New York (HOFSTRA UNIVERCITY 1973)」の映像です。ちょうどこの項目の上2つにあるものでそちらも参照してください。

「Machine Head Live 1972」は内容は従来のものとほぼ変わりません。最初に観客の声から入っていますが、映像は静止画等が流れているので、この部分は後付けかな?とも思います。詳しくは調べていませんのでちょっとわかりません。途中も確かここは黒バックからフェードインしてきたのでは?と思うところに観客の映像が映っているところがある気がするのですが、まだ確認はしていません。
色は紫黒ではなく白黒です。

「1973年 New York」はこの資料館でも紹介しましたが、画像の悪いブートは出回っていてこの内容は「Strange Kind of Woman」「Space Truckin'」の2曲でしたが、今回の発売では「Machine Head DVD」でも一部挿入されていた「Smoke on the Water」を含む3曲がきれいな画像で収録されています。但し、ブート同様の編集がされており「Strange〜」は途中からの収録、、「Space〜」はインプロ部分のリッチーのギター・ソロ前半部分がばっさりカットされています。また「Smoke〜」もギター・ソロがカットされています。
字幕は入らないので「Strange〜」で「Demon's Eye」の表示はありません。
最初と最後にタイトル表示もあるので放送局編集のもののようです。できれば全編残っていたらそれが見たいですが、これだけでもオフィシャルで出たのには驚きました。

このディスクは音声切り替えで解説入りの音声を選択することができますが、ナレーションの間は演奏がほとんど聞こえません。

ボーナス映像としてカリフォルニア・ジャムの「BURN」が入っています。チューニング部分から入っていて、既発映像とはアングルの違う箇所が多々あります。次回発売予定のカリフォルニア・ジャムはこの編集かもしれません。但しこのDVDでは画質が落としてあります。

2005.08.23現在、日本盤または海外NTSC盤の発売は未定のようです(どこかでNTSCバージョンがあるという噂あり)。ここで紹介したものはPAL方式でのため日本の一般のDVDプレーヤーでは再生できません。PAL対応DVDデッキもしくはパソコンでPAL再生可能なDVDプレーヤー・ソフトを使用する必要があります。
2005.06.04:2006年04月26日に日本版がリリースされました。(日本版は未所有)


<Classic Albums> MACHINE HEAD
<Classic Albums>シリーズとして2002年に発売されたDVD(映像特典がないビデオもあり)。写真は2003年1月29日発売の日本盤DVDで字幕入り。噂には聞いていたものの、実際に観てビックリ!! 何ですか、これは!!、と思わず約85分(映像特典含む)一気に観てしまいました。

メンバー5人がそれぞれこのアルバムについてのコメントを語り、合間に当時の映像が映し出されます。最初に驚いたのがSmoke On The Water(以下SOTW)のネタとなったカジノの火事のニュース映像(洒落ではありません…)。こんな映像よく探してきましたねぇ〜。さらにこの絶頂期のSOTW, Space Truckin'のカラー・ライブ映像が完全ではないとはいえ収録されています。しかも画像綺麗!! これ、全部残ってるんだろうなぁ。。。観たい観たい!! さらにはリッチー、ジョンが楽器を弾きながらさまざまな解説をしてくれています。全パープル・ファンにお勧めの1枚ですが、特にリッチー・ファン、ジョン・ファンは必見でしょう。
他にもロジャー、マーティン・バーチがミキシング・コンソールの前でフェーダーを操作しながらソロの解説をしたり、ギラン&ペイシーが思い出話をしたりと、インタビューもかなり興味深く見応えのある内容です。

これまでにもオムニバス映像に収められていたBlack Nightのプロモ映像やめったにお目にかかれないNever Beforeのプロモ映像も収録されています。Never Beforeはライブ映像を適当に繋ぎ合わせて作られたものですが、リッチーのおいしいアクション集といった感じでとてもかっこいいです。
MADE IN JAPAN
2005年12月28日発売。
ROCK REVIEWシリーズ(?)の延長ともいえそうなDVD。タイトルやジャケットを見ると「72年日本公演の映像か?!」と思うかもしれませんが、そんなものはないどころか何故このタイトルなの?という内容で、単にMade In Japan (Live In Japan) アルバムのレビューと前後の出来事等をを解説しているものです。途中に出てくる映像も既出のものばかりですのでお勧めはできません。
 


California Jam
伝説の3期カリフォルニア・ジャム。有名なマーシャル爆発シーンが観れる。初めのほうのギターの音が小さいのが不満。アメリカ人好みだったのかファンキーなグレン・ヒューズの映像が目立つ。ちなみに再発時のものは日本語字幕付だがオリジナル発売時は字幕がなかった。笑ってしまうので字幕は入れないほうがいい。(今はDVDで表示/非表示できる模様) なお、ビデオ発売前のドキュメンタリー・フィルム(?)のものとカメラ・アングルが違う個所があるような気がする。(記憶ではBURNの一部とギター・クラッシュの部分だが、曖昧な記憶なので、とりあえず信用しないでね…)

上は初回発売時のVHS(何と1983年当時、18000円です)&LDで東映ビデオからの発売。当時のタイトルは
「ROCK FLASHBACK DEEP PURPLE California Jam, April 6th 1974」。CONNISSEURレーベルのUK盤(下の写真)はジャケットが違う。
LIVE IN CARIFORNIA 74
2005年10月にヨーロッパで発売、管理人はPAL版で所有しています。

言わずと知れた1974年カリフォルニア・ジャムの映像ですが、既出のものとはカメラ・アングルが違います。今回のバージョンではリッチー側のカメラからのアングルも多いのでリッチー・ファンにはおいしいのですが、なるほど、確かにリッチーからしてみれば結構邪魔だと思うので、これはカメラを壊されても仕方ないかもしれません。

また、これが以前USで発売されたバージョンと同じなのかどうかはわかりませんが、これまで未収録だった Lay Down Stay Down も収録されました。飛行機から降りてくるところも収録されていて、既出のものを持っていても全く違った視点から新鮮な感じで楽しめます。但しマスターの劣化なのか何なのかわかりませんが、一部同じ映像をこっそり使いまわしている部分があります。ボーナス・トラックとしてさらに違うカメラアングルの映像、始まる前のサウンド・チェックなども収録されています。

画質は既出映像に慣れていると悪いように思えるかもしれません。実際、マスターの劣化やDVD化での圧縮のせいもあるのでしょう。既出がTVでの生放送を見ている感じだとすると、今回のが映画館のスクリーンを見ている感じと言うとわかるでしょうか。(全然わからんな、こりゃ・・・)

DPASから購入の場合は特典としてステッカー2枚、ポスター、チケットのレプリカがついていました。2006年04月26日に日本版がリリースされました。初回分にはステッカーがついているとのことです。(日本版は未所有)
(Bootleg) Live at Hammersmith Odeon,London 1974
第三期の映像。TVで放映されたものだと思う。よってカメラ・ワークは完璧。ブラックモアのインタビューが収録されている。オープニングからしばらく真っ暗な画面が続くが、多分画質のせいだと思う。綺麗な画像で観てみたい。
BURN DVD The Ultimate Critical Review With Glenn Hughes
2005年05月16日発売?という話ですが、何故かそれ以前に入手しております。
正規製品っぽいですが、ブートなのかなぁ? 最近のグレン・ヒューズが「DEEP PURPLE」としてインタビューを受けています。その他のパープル関係メンバーは出演していません。おそらく無許可の発売だと思われます。(というかグレンの許可も取っていないかもしれませんし、グレンの許可だけでこれを発売できるとも思えません)
内容は司会進行のヒゲおやじ(誰これ?)が淡々とストーリーを語り、間に音楽関係者らしき人物とグレン・ヒューズのインタビューが挿入されます。

さて問題は肝心のパープル映像。「LONDON 1974」他のタイトルで出回っているブートの映像が使用されています。しかしこの映像、確かもとはちゃんとしたドキュメンタリー用に撮影されているハズなので綺麗な映像が存在していると思うのですが、自分が所有しているブートよりは画質がマシ、という程度です。ただ、音はきれいな部分が多いです。理由は簡単、他のライブの音源をかぶせているからです。全部ではないものの、かなりインチキしています。スペース・トラッキンの映像に他のライブ音源をかぶせているのに「LAY DOWN STAY DOWN」だったり。
それとブートにも収録されている各メンバーのインタビュー映像ですが、フル収録ではない上に、ライブ画像が流れると少ししてからインタビューが入ってくるという、「え〜い!!、全部観せんかい!!」と言いたくなる編集です。あとはカリフォルニア・ジャムの映像が少し出てきます。その上、解説の流れ上でしょうが、2期グラナダTVの曲が収録されていたり、4期のライブ映像が収録されていたりでワケがわかりません。しかもこれらの映像、全て市販されているものより画質が悪いように思われます(カルジャムは映画バージョンなのかな?)。こちらもブートを使っているんじゃないの?、と疑いたくなります。
これまで「LONDON 1974」を観たことが無い方にはお宝映像かもしれませんが、だったら「LONDON 1974」を購入したほうがノイズは多いけどその方がマシです。

途中、写真が少し映し出されますので、それが見たことが無いものならそれだけが収穫かな?
ご自身で確認されたい方にはやめろとは言いませんが、「どう?」と聞かれればお勧めはいたしません。
ROCK REVEIW - DEEP PURPLE - A CRITICAL RETROSPECTIVE
2005年発売。EU 盤、US 流通、NTSC。リージョンは ALL のようです。レーベルは違いますが上の BURN と同じところで作っているのでは?と思われます。おそらく無許可発売、ブートに近い印象です。
収録時間はパッケージには120分と記載されていますが、実際には60分です。

内容はライブ映像にインタビューや解説がかぶってくるという、BURN DVD と同じような流れですが、今回はインタビュー・解説とライブ映像を並べて表示するような工夫がされています。ひょっとしてわたくしが書いた上の BURN の文句(?)を見て反省したのでしょうか?(ないない、、、)
但し全部ではありませんので解説だけの画面になることもあります。また、2つの画が映っていても喋りの音の方が大きいので曲が聞こえません。

この DVD ではメインで喋っているのは BURN DVD にも出てきているスキンヘッドのお兄さんです。BURN DVD のメインのヒゲおやじも登場しますが今回はメインではありません。また、LONDON 1974 のパープル・メンバーのインタビューをいかにも解説しているように使っていたり、結構胡散臭いです。何故か Machine Head DVD で解説している人も出てきて喋っています。また今回もグレン・ヒューズが登場しますが、場所も服装も同じなので BURN DVD と同じ日に収録されているようです。

内容は既発映像を見ながら解説をしていくスタイルのものです。グラナダTVやオーケストラ、72年デンマークその他プロモのオフィシャル・リリースのものや Playboy の HUSH その他ブートからの映像も出てきます。カリジャムはブートからの映像かな? 画質はよくありません。解説ではオリジナル・ドラマー(?)クリス・カーティスのことも触れているようです。
(英語力に乏しいので・・・)

さて、BURN DVD ではブートの LONDON 1974 を買った方がマシ、と書きましたが、今回の DVD は個人的には割と面白かったです。理由としては
 ・今のニック・シンパーがインタビューに答えている
 ・Outlaws の LAW AND ORDER の映像(映画の一部)が1曲まるまる収録されている
  (が、解説がクロスしてきて映像も音声も途中でとびます)
 ・少しだけだが Machine Head DVD とは違う Fireball セッションの映像が収録されている
 ・部分的抜粋ではあるが 1970年ロンドンの Mandrake Root が収録されている
  (TV放映?されたものも13分ほどに編集されていますが・・・)
という点でしょうか。

但しこれらの映像、間に解説やインタビューを挟むので完全収録ではありません。
ですので購入を検討されている方はよ〜く考えてからの方がいいと思います。

さて、この次は何がでてくるのかなぁ〜? できれば映像が流れている間はインタビューや解説は無しにしてほしいですし、フル・バージョンで映像を収録してもらいたいものです。
RISES OVER JAPAN -HIGHWAY STAR-
4期T・ボーリン在籍時の東京のライブで収録曲順はいい加減である。1977、8年ごろフィルム・コンサートで観たときはちゃんとBURNから始まったという記憶があるのだが?・・・(動くパープルはそのとき初めて観た)
オープニングのBURNとアンコールのHIGHWAY STARが入ってるってことは完全収録しているはずなので完全版を観てみたい。
(Bootleg) Texas 1985
2曲収録約19分の映像、画質はあまり良くない。曲は「Nobody's Home」と「Space Truckin'」だが「Nobody's Home」は曲名が表示されるので、おそらくTVからの録画と推測され、次の「THE VIDEOSINGLES」に収録されているものと多分同内容。(と思うが見比べてはいませんので…)

「Space Truckin'」は数台のカメラが切り替わる編集がされているライブ映像だが、記憶ではオフィシャル・リリースされていないと思う。(定かではない・・・) 最初から最後までまるまる収録されており(といっても14分ほどだが)、"Come On!"の部分で遊んだりいたずらするロジャーとギラン、それを「アホか」みたいに見ているリッチー(私が勝手にそう思っただけです…)、キース・エマーソンのフレーズを弾くジョン等、バンド内がいい雰囲気なんだろうなぁと思われるような演奏である。収録日は1985年3月5日で(情報提供:へびつかいさん)オフィシャルの「Nobody's Home」のライブ・クリップと同日の模様。

THE VIDEOSINGLES (上)
リユニオン・パープルのクリップ集。もともと5曲入りなのだが、US再発盤にHUSHのクリップが入った6曲収録のものがあったらしい。この作品に収録されている映像は、HUSHも含め現在すべて「NEW, LIVE & RARE THE VIDEO COLLECTION 1984-2000」に収録されている。

BAD ATTITUDE (下)
ビデオCDでタイトル曲のビデオ・クリップ1曲と、ハウス・オブ・ブルー・ライトから4曲の音だけ収録。映像はビデオCDプレーヤー(LDコンパチ・プレーヤー等でも可) でのみ再生可能。上の THE VIDEOSINGLES と同じ映像を収録。
HEAVY METAL PIONEERS
インタビュー、クリップ等で構成された映像。これまでブートでしか見ることのできなかった映像もきれいに収録されているのは嬉しいが、どうせなら1曲まるまる入れてほしかったしこれまで高い金出してブート買ってたのは何だったんだろうと思ってしまう。ついでだから昔ブートで観た、ネーちゃんがGOGOダンスを踊る Fireball も美しい画像で入れてほしかった。
(Bootleg) CZECH TV '91 VHS
J・L・ターナー加入時の映像。放送局収録らしいが画質は暗い。スパイダースじゃないんだから「BURN」で「バンバンバーン」と歌うのは止めてほしいもんである。
余談だがこのメンバーでの来日を知らず、たまたま東京に数日いた最終日のまさに新幹線に乗る1時間前にその日東京公演があることを知り、「え〜ん、観たいよぉ〜」と泣きながら帰ってきた。新幹線チケットは乗る直前まで買ってはいけない又は新幹線チケットを買ったら空き時間でCD店に入って来日アーチスト情報を見てはいけないということをこのメンバーでのパープルから学んだ。悔しいのであとからパンフだけ入手したけどね。
come hell or high water
R・ブラックモア脱退直前のライブ映像。途中にブラックモア以外のメンバーのインタビューを混ぜてドキュメンタリーっぽくしている。収録することを分かっているのに悪態をつくブラックモアもどうかとは思うが(態度を悪くしておけば発売されないだろうと考えてのことだろうが)、いっそのこと発売自体を止めて、数曲のみこの日のベスト・プレイを選んで、あとからオムニバス形式のビデオに収録しても良かったような気もする。ま、ブラックモアとの完全決別という意味が込められているのかな?とは思うのだが、ギランのあきれ顔やロード、ペイスの怒りの表情は観ていてつらいものがある。ただ、あまりにもカメラが各メンバーの表情を的確にとらえすぎているので、まさか台本どおり?って思うこともあるんだけど。。。
ところで、以前ウワサでDVD版はライブのみ、インタビューのみという選択ができるという話があったんだけど、店頭でDVDパッケージを見た限りそんなこと出来そうにないのだが実際どうなのだろう? 誰か買ったら真相教えてください。
TOTAL ABANDON Australia '99
1999年オーストラリアでのライブ。最高の演奏である。ビデオではライブとドキュメンタリーの A Band Downunder を分けて発売しているがDVDでは両方が1枚のディスクに収録されているのでDVDのほうがお買得。
AROUND THE WORLD 1995-1999
S・モーズ加入後の1995年から1999年の各国でのベスト・ライブを収録。よってブラックモア在籍時の映像は一切ない。この先、ここに収録されている各国ライブの完全版を小出しにしてくるのかなぁ?・・・
BOMBAY CALLING BOMBAY LIVE '95
1995年ボンベイでのライブ。ちょっと画質が暗い。
Black Night
2006年発売、国不明、メーカー名は MasterPlan という知らないところ。シュリンク包装までしてあったので正規ものと思って購入してみたはいいが、映像左上にずーっとケーカーロゴ「MP」の文字が入ったままになっていて邪魔です。(ブート屋さんがオリジナルで映像を発売すると映像に店名を入れていた、あんな感じ)

内容はというと、これが Bombay Calling と同内容の1996年のライブ。しかし1曲目のインタビュー〜Fireballがカットされているので完全ではないという状態です。

メニュー、チャプター、曲ごとのタイトル表示等はあるもののおそらくブートレベルのものではないかと思われます。ご注意を。
(でも黄色地に赤い文字のお店やH○○でも取り扱っていますので正規版なのかな?)
ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール
2000年、再度オーケストラとの競演を果たした際の映像。時代とともに進歩した音響システムも手伝って細かなニュアンスも再現していて素晴らしい作品に仕上っている。ゲスト参加のロニー他のパートもきっちり収録している。


NEW, LIVE & RARE THE VIDEO COLLECTION 1984-2000
リユニオン以降のライブ、クリップをまとめた映像集。クリップはノー・カットで収録されているのがよい。VHS版とDVD版があるが、VHS版は7曲少ないのに日本国内ではDVD版より高く販売されていることがあり、DVDの方がお得。
ブラックモア映像も結構入っている。再結成以降はいろんな場所でライブ映像を収録している模様。但し、ジョー在籍時のものはクリップしか収録されていない。


ちなみに下の画像はブラジル盤のDVDだが、Vol.1、Vol.2に分かれている。


PERIHELION
2002年に発売された、2001年6月5日にフロリダでのライブを収録したビデオ。写真は輸入VHSでコンサート部を収録(102分)。下は2002年12月に発売された日本盤DVD。海外発売のDVD同様、ボーナス映像が収録されている。しかし何で日本盤ってジャケットが海外物と違うものが多いのかなぁ?

最初、楽器隊に混じって出てきた人を見て「誰じゃ?、このオッサン」と思ったらギランだった。。。途中で衣装を替えるとはいえ、とてもハード・ロッカーと思えぬ風貌に驚いてしまったが、ボーカルは近年にしては珍しく良く(失礼…)、演奏もまとまっていて、パープル・ファンにはオススメできる1本である。ジョン・ロードが参加しているものとしては現時点ではこれが最後のオフィシャル・リリースとなるライブ映像。たまにカメラ目線になるジョンがおもしろい。

DVDの特典はファンからのコメント、バックステージ風景、メンバーのインタビュー、オフ・ステージのショット。
LIVE ENCOUNTERS
1996年、ポーランドのカトビツェで行なわれたライブの映像。このタイトルですが、
 1. DVDのみ
 2. デジボックス(DVD+2枚組CD)
 3. スリムボックス(DVD+2枚組CD)
 4. 3枚組LP(通常のビニール盤)
 5. 3枚組LP(パープルカラー盤)
という5種類の形式でリリースされ、DVD以外のものは限定盤。何でこんな面倒なことをしたのかはわからない。。。
しかもジャケットの写真は近年のものなのに、実際には1996年のライブなので画面に出てくるギランは髪が長いときのもので、スティーブが向かって左、ロジャーが右の頃のものです。画質自体はあまり良くありません。
曲目に関しての詳細は省略しますが、1995年の Bombay Calling よりも Purpendicular からの曲も多めに演奏しています。CDには収録されている「No One Came」は DVDには収録されていません。さすがに今回は全種類入手するのは断念しております。
このころのギランは声の調子が今より良いと思えないのですが、のびのびと歌っています。
他の内容はインタビュー、バイオグラフィー、ディスコグラフィー、フォト・ギャラリー等です。
インタビューはジョン・ロード(+ドン・エイリー)以外の4人のみです。ギランの髪が短いこと、ペイスがジョンが去ったこと、スティーブがパープルでの10年のことや Living Loud の事をしゃべっているのでインタビュー自体は最近の収録のようです。
<<FILE B>> 企画・編集もの
Rock'n'Roll The Greatest Years 1970年
1970年にヒットした曲のオムニバスで、パープルは第2期の「ブラック・ナイト」の映像を収録。レコードに合わせて演奏しているが、ほとんど音とプレイが合っていない。ここに収録されているのは一応カラー版だが、ほかのビデオ・クリップ集には同じ映像が白黒で収録されているものもある。なぜそーゆーことをするのかは分からない。
 

上>BEAT CLUB REVOLUTION OF HARD ROCK
ドイツの「ビート・クラブ」という番組に出たアーチストの映像集のハード・ロック・バージョン。パープルは「ハレルヤ」と「NoNoNo」収録。「ハレルヤ」はレコードにあわせての演奏のようだが、「NoNoNo」はライブである。しかし淡々とした演奏である。
(写真はVHS&LD)

下>CDV : Halleruja
「ハレルヤ」1曲のみを収録したCDV。内容は上に収録されているものと同じ。

ところが
この2つ、見比べると妙。実は上の写真のバージョン、LDで確認しても画像が乱れるところが2箇所ある。1箇所目はテンポが変わるところで、マスター・テープのせいか大きく乱れるのだが、ここの画像がなーんかCDVのものと違うような気が…。もう1箇所はエンディングで、イントロと同じパターンに戻るとき、かすかな乱れがある。下の写真のCDVバージョンでは2箇所とも乱れがない上に、エンディングが上の写真のバージョンではいきなりステージ全体が映し出されるのに対し、下の写真のバージョンはリッチーの右手のアップが一瞬挿入されてからステージ全体が映し出されている。
おそらく最初のマスター・テープにノイズが入ったので修正したためこのようなことが起こったのでは?と思えるのだが、同じ「BEAT CLUB」なのに非常に不思議である。

BEAT CLUB SPECIAL 2 (非売品)
上記と同様「ビート・クラブ」出演時の「Highway Star」の映像。正規には発売されていなかったため、音源も映像もブートで流出していた。これは日本で編集されたこのシリーズの非売品だが、映像は正規ものなので凄くきれいである。マシン・ヘッド発売前の収録らしい。好き放題の演奏とわめき散らすギランなので、個人的に「ヤケクソ・バージョン」と呼んでいる。
ちなみに、現在は
「ベスト・オブ・ミュージック・ラーデンVol1&2」というビート・クラブの映像ベストみたいなDVDが発売されていて、正規映像としてそこに収録されている模様。観ていないので何らかの違いがあっても分からない。
また
「ROCK ICONS : Hard Rockin'」というDVDにも収録されている模様だが、これも同じ映像かどうかは持っていないので分からない。

ROCK AID ARMENIA THE EARTHQUAKE VIDEO
アルメニア救済チャリティ・オムニバス・ビデオ。パープルは「Perfect Strangers」のビデオ・クリップを収録。あとはロック・ミュージシャン勢ぞろいの「Somke On The Water」 にI・ギランとR・ブラックモアが参加している。しかしパープルとして聴かないほうが無難。

下は
「Smoke On The Water」のメイキング・ビデオ。最初、痛々しい被災地の映像が映し出され、その後5回に分けて行なわれたレコーディング・セッションの様子が収録されている。レコーディング状況を観ることができるという点ではギラン・ファン、ブラックモア・ファンにはこちらの方がオススメ。ただし、ギランとブラックモアのレコーディング日は別々のため、一緒に演奏している映像はありません。(当然といえば当然か…)
House of Blues
ABANDAN 発売時に店頭プロモーション用にCDショップに配布された Bloodsucker ( New Version )、Seventh Heaven の2曲を収録したビデオ。ナレーションは入っていないないが、ずっと曲名が映し出されている。現在、Bloodsucker は「NEW, LIVE & RARE THE VIDEO COLLECTION 1984-2000」に、Seventh Heaven は「Total Abandan」に収録されている。

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