Part 1 : RAINBOW (音源)
    

レインボーの正規アルバムやブートを紹介している方々は多数おられますが、ここでは日本盤/輸入盤シングル盤も7インチ/12インチ共に紹介しております。多分日本盤シングルは2枚の廉価版を除いてすべて網羅していると思います。(実はその2枚のシングルのジャケット、写真は持っているのですが実物が無いので載せていません)

RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW (銀嶺の覇者)
記念すべきファースト・アルバム。ストラト+マーシャルの歪だけというほとんどナチュラル・トーンの音でおとなしめであるが、リッチー・ファンにとっては脱退直前のパープルでのプレイよりこちらの方が素直に受け入れることが出来たのではないだろうか? ELFのメンバーを起用してのレコーディングだが、このアルバムのメンバーではライブは行われていない模様。

右はこのアルバムからのシングル「
銀嶺の覇者 / へび使い」。
RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW (銀嶺の覇者)
こちらは廉価版発売時(だったかな?)の1st のカセット・テープ。
右の写真のとおり、ジャケットの背にあたる部分の上部写真は1st なのに2ndのデザインを使用している。ま、このカセットのシリーズはこれしか持っていないので、どのアルバムまで再発されているのか、全部背は2ndデザインなのか知らないんだけど・・・。
TAROT WOMAN
セカンド発売前に配布された販促用ソノシートで、タイトル曲1曲のみを収録。イントロのキーボード・ソロ部後半よりフェード・インし、ギター・ソロ後半でフェード・アウトするという編集がされている。ジャケットは「Rising」と同じものを白黒にしている。
Rising (虹を翔ける覇者)
セカンド・アルバム。メンバーは第二期。個人的にはレインボーの名盤中の名盤と思っている。特にアナログLPではB面をフルに使った Stargazer と A Light In The Black はこれぞハード・ロック!という緊迫したナンバーである。個人的には永遠にこの路線を貫き通してほしかった。

この後レインボーはメンバーチェンジを計りアメリカ制覇を目論むが、アメリカで結構ヒットを飛ばしたのは皮肉にも「Long Live…」製作前に脱退したリッチー・フリークのキーボードのトニー・カレイだった。(アルバムはキャッチーだし、PVまで作ってたもんねぇ・・・いずれ機会があれば紹介します)

右はこのアルバムからのシングル「
スターストラック / ラン・ウィズ・ザ・ウルフ」。リッチーがニヤニヤしていて、何度見ても笑ってしまうジャケットである。


(Bootleg) Rising Rough Mix
故コージー・パウエルが所有していたという音源(なんでそんなもんが出てくるんだ?)から作成したという、2ndアルバム「Rising」のラフ・ミックス。一部オーバー・ダブ未完の状態が伺えるが、ほぼ完成状態録音でのラフ・ミックスで、細かなディレイ等がない、凄く素直な状態なので、とても各楽器がくっきりしていて音質がよい印象がする。(ま、そうは言ってもこのCD化に伴ない何らかの手は加えてあるだろうけど…) 特にベース、バスドラはかなり前面に出ていて、製品盤と比べてもこちらの方が迫力がある。そして何と!、スターゲイザーにキーボードのイントロがあるではないか!! ま、別録りの、とってつけたようなものなのだが、これホントにトニーが弾いてるんなら何でカットしたんかなぁ?

しかしまあ、何でこんなものが出てくるのか亡くなったコージーからは聞き出せないので真相は不明なのだが、実はブラックモアが資金繰りのために流出してコージーの音源だってことにしてるんじゃないかと・・・んなワケないか?・・・。

現在これ以外に「Definitive Edition」というこのバージョンとリマスター・バージョンの2種類を1枚に収めたCDが出ている(下の写真)。リマスター・バージョンのほうは従来のものに見られたチャンネルの片寄り(片方がモコモコしていた)が解消されているが、リマスターの効果は多少「う〜ん…」と思うところがなくもない。
(Bootleg) PITTSBURGH 11.18.75
レインボーの1975年のツアー音源。オープニングはドゥー・ユー・クローズ・ユア・アイズ。同年のほかの音源も所有しているが、この年はキル・ザ・キングを演奏していない模様。まだこの頃は割と落ちついた演奏で無難にこなしているといった感じがする。


  



LIVE IN GERMANY 1976 (2枚組)
第2期レインボーのドイツ公演のライブ。後述の On Stage のほうが先に発売されているが年代順に紹介しようと思い、こちらを先にした。なかなかの熱演で、実は On Stage よりこっちのほうが好きだったりする。トニー・カレイのキーボード・ソロ、コージー・パウエルのドラム・ソロも収録。

UK盤と最初の日本盤は同ジャケット(写真のもの)で、初めは2枚(以上)組用のゴツいケースだったが、最近のヨーロッパ盤は1枚用で2枚入る普通の厚さののCDケースになっている。

なお、中段左の写真のとおりUS盤はジャケットもタイトルも違うので購入時には注意。また、中段右のとおり、後から出た日本盤も全然違うジャケットで、タイトルは「虹色魔宴(ライブ・イン・ジャーマニー1976)」、中のブックレットの表紙に上のUK盤の写真と同じものを使用している。

ちなみにUK盤のアナログLPは見開きジャケットで開くと一番下のような写真になっています。また別途ブックレットが付いていてCDブックレットにない写真も少し載っています。レーベル面にも白黒ですが写真を使用しています。1つにリッチーの背中から客席に向かって撮影した写真が使われていますが日本公演の写真では、と思われるものです。
また細かなことですが表ジャケット右上の「2SET」の記載、UK盤はLPは「2LP」CDは「2CD」になっていますが、日本盤「虹色魔宴」のブックレットは「2LP」記載になっています。開いてみると分かりますが、裏に書かれているバーコードその他までまるっきり一緒で日本盤「虹色魔宴」のブックレット表裏写真がUK盤LPジャケをコピーしたものであることがわかります。

On Stage
レインボーとして一番初めに公式発売されたライブ盤で、アナログLPでは2枚組、CDでは1枚もの。一応1976年の日本公演いうことだが、キル・ザ・キングは上出CDのドイツ公演のものにギターをオーバー・ダビングしたものである。(と思う。イントロのギター以外は同じに聞こえるので…)
再発デジ・リマ紙ジャケのものは発売当初のアナログ盤と同様、Wジャケ、 8ページのブック・レット、写真入レコード・スリーブ2枚付。

アルゼンチン盤はタイトルが「en vivo」、ジャケの写真も違い、似たような写真ではあるもののアングルが違っていて、後ろのスクリーンは「Rising」のものではなく1stのデザイン、虹ライトの下の「Rainbow」の垂れ幕がない。

下はこのアルバムからの
UK盤7インチ・アナログ・シングル「LIVE」で収録曲は「Kill The King / Man On The Silver Mountain / Mistreated」。「Man On The Silver Mountain」は途中の「Blues〜Starstruck」がカットされている。また「Mistreated」もエディット・バージョン。しかし7インチ45回転のアナログ盤に無理矢理3曲入れんでもいいのではないかと・・・。
(Bootleg) ON STAGE SPECIAL CD
オン・ステージ発売時のプロモLPをCD化したブート。曲のさわりとリッチー、ロニーのインタビューを収録。
もともとプロモLP同様オマケ(プレスシート)付きだが、所有しているのはCDのみ。
(Bootleg) Just A Crazy Dream 
       LIVE IN KYOTO Dec 10,1976

1976年京都のライブでオーディエンス録音。大好きな A Light In The Black をやっているので購入したのだが、この曲、あまりの熱演でリッチーが狂気乱舞してしまい、メンバーとのプレイがズレて最後には何を演奏しているのかさっぱり分からなくなった挙句、ギター・ソロの途中でバックをストップさせるという、かなりあぶなっかしい演奏である。2枚組。
LONG LIVE ROCK'N'ROLL (バビロンの城門)
ロニー最後となるスタジオ・アルバム。第3期〜第4期にレコーディングされているようだが、第3期メンバー(キーボード:トニー・カレイ、ベース:マーク・クラークの時代)での演奏は入っていない。また、数曲でブラックモアがベースを弾いている。
アメリカのFMオン・エアを考えて1曲毎の時間は短くなっているが、路線自体はハード・ロックなのでイマイチ中途半端な印象があるが、個人的には好きな曲が多い。
LONG LIVE ROCK'N'ROLL / SENSITIVE TO LIGHT
アルバム「LONG LIVE ROCK'N'ROLL」からのシングル。左が日本盤で右はフランス盤。

LONG LIVE ROCK'N'ROLL / SENSITIVE TO LIGHT
こちらはUK盤の7インチ・シングル。右と左の違いはよく見るとジャケットの形が違うことと(左の方は取り出し口が丸くカットされている
)、全くどーでもいいことであるが、下に印刷されているポリドールのマークが左の方は白で右の方は赤である。くだらないついでに、下の写真の通り裏ジャケットを2枚重ねて載せてみると、取りだし口の違いがよく分かる。(ホントにくだらなくてすいません・・・)
L.A.CONNECTION / LADY OF THE LAKE
アルバム「LONG LIVE ROCK'N'ROLL」からのUK盤7インチ・シングル。右の写真のとおり赤色のカラー・レコード。(盤にはSTRAWBERRYと刻まれている) レーベルはA面が写真の通り、B面は「Rising」のげんこつデザイン。フランス盤も同ジャケットだが、レコードは普通の黒いレコードでピクチャー・レーベルではないので写真は割愛。ジャケットの紙質はフランス盤の方がよい。
ちなみにこの曲、ボトル・ネックによるギター・ソロだが、この曲のビデオ・クリップ(?)ではスタジオ・バージョンにあわせて演奏しているのに、ソロに突入後少ししてから思い出したようにボトル・バーを取りに行くブラックモアの映像が収録されていて結構笑えた。もう少し考えてから編集しなさいと言いたくなる。
単調だけど個人的には結構好きな曲。

DOWN TO EARTH
何故か突然つれられてきた元マーブルスのグラハム・ボネットの最初で最後のスタジオ・アルバム。やはりアメリカを意識して多少ポップな要素を取り入れようとしている姿が窺えるが、それでも相当ハード・ロックしている。いくら最初はプロデューサーの仕事とはいえ、よくロジャーもまたブラックモアと仕事する気になったもんだなぁと思うのだが、個人的にはこの時のメンバーが一番好きである。
LP発売日に購入して胸躍らせながら針を下ろし1曲目のオール・ナイト・ロングのリフを聴いたとたん、「またGmリフかいな、わっはっは!!」と大笑いした覚えがある。(多少あきれ気味であった・・・)

下の写真はUK発売のアナログ盤でクリア・ビニール(透明)のものである。ジャケットに重ねてみたのだが分かるかな? ジャケットの右上に「LIMITED EDITION CLEAR VINYL」と記載されたシールが貼ってある。
(Bootleg) DOWN TO EARTH ROUGH MIX
これまた故コージー・パウエルが所有していたという音源(だから、なんでそんなもんが出てくるんだ?っちゅーの・・・)から作成したという、「DOWN TO EARTH」のラフ・ミックス。しかし1曲を除いてボーカルなし。この音源のマスター・テープを使用してレコーディングしたのは確かなようだが、製品版では所々曲構成を編集していることが伺え、ブート等で聴くことのできる「All Night Long」「Eyes of the World」のエンディングは実はもともとライブどおりの構成で録音されているのが分かる。アルバム収録の「Since You Been Gone」がなく、シングルB面の「BAD GIRL」が収録されている。
仮の曲名は下の写真のとおりで、全然製品版とは違う。また、ボーナス・トラックとして(ブートだっちゅーの・・・)グラハムのソロのデモを1曲収録している。

ちなみに「Down To Earth Demo Version with Mysterious Bonus Tracks」というCD−Rのブートも出まわっているが、どうやらこのブート音源を元に作成されたもののようである。ミステリアル・ボーナス・トラックもシングル・カットされたものからの音源のようであるため、このブートを持っている人には必要ないと思われる。ま、曲順をアルバム収録順にしてあるという点は親切かな?とは思いますが。(よって写真は割愛いたします)

SINCE YOU BEEN GONE / BAD GIRLS
アルバム「DOWN TO EARTH」からの第1弾シングルで、B面はのちにファイナル・ヴァイナルに入ったが当時はアルバム未収録曲。
ちなみに下の写真は2枚とも日本盤なのだが、製作時期の違いなのかレーベルが印刷ものとヨーロッパ・ポリドール同様の盤面直プレスものと2種類ある。レコード番号は全く同じで、ジャケットも全く同じ。


ALL NIGHT LONG / WEISS HEIM
アルバム「DOWN TO EARTH」からの第2弾シングルで、またまたB面は、のちにファイナル・ヴァイナルに入ったが当時はアルバム未収録曲。オールナイト・ロングはイントロにグラハムのシャウトとリッチーのお遊びがない、アルバムとはミックスが違うバージョン。ちなみにこのバージョンは1981年発売の「The Best Of RAINBOW(レインボー・グレイテスト・ヒッツ)」の1曲目に入っている。

上が日本盤、左下がUK盤、右下が西ドイツ盤で、いずれもミックス違いのバージョンで収録。


MONSTERS OF ROCK
故コージー・パウエルのレインボーでの最後のライブとなる1980年モンスターズ・オブ・ロックのオムニバスLP。「オールナイト・ロング」と「スターゲイザー」を収録。グラハムが歌う「スターゲイザー」もいいもんである。他のバンドと比べて、レインボーの音のバランスが何となく変なLP。(気のせいだといわれればそれまでだが…)
再発される気配が全然ないが、こうして音源が残っているんだし、ブートも大人気みたいなので、ぜひ完全版を出してほしい。

下は海外で発売されたアナログLPでこれはUS盤。日本盤とはジャケットが違う。(っちゅーか、日本が違うジャケットなんですが…)

Difficult to Cure (アイ・サレンダー)
J・L・ターナーが加入し全く別のバンドに生まれ変わったレインボーの最初のアルバム。こう書くと聞こえはいいが、日本では発売当時「愛されなんだー(愛されなかった)」と酷評されたアルバムでもある。フォリナーのような雰囲気になったので(それが悪いとは思わない)それまでのブラックモア・ファンから認めてもらえなかったのだろうと思う。この変貌振りには確かに驚いたが、いい曲がそろっているし、ドンのセンスが光っている。ちなみに写真のとおり、日本盤(左)と他国盤(右)でジャケット・デザインが多少違う。

下はUKで当時発売されたアナログLPのジャケット。RAINBOWの文字及びタイトルのレイアウトが他国のものと違い、右90度移動した縦方向に記載されています(縦方向と言っても人物に対してであり、普通に左から右への記載です)が、実はそれだけではありません。写真を他より大きめにしてありますので、ここをご覧の方々はお手持ちのジャケットと見比べると判ると思いますが、よくよく見てみると向かって左から3人目の顔半分が2人目の後ろに隠れていたり、真ん中の人の右手は親指が見えているし手首の角度も違います。写真では分かりにくいと思いますが他にも細かな違いが見られます。「Ex-Member of Deep Purple」という資料本にはUK(盤にはフランス製との記載があるのでヨーロッパ全体かもしれません)で発売されたこれがオリジナル・ジャケットで、他国のものは同じフォト・セッションで撮影された違う写真を使用しているという記載がされています。
I SURRENDER / MAYBE NEXT TIME
アルバム「Difficult to Cure」からのシングル第1弾。左が日本盤で右がUK盤。
CAN'T HAPPEN HERE / JEALOUS LOVER
アルバム「Difficult to Cure」からのシングル第2弾。これは日本盤で、なんとなくスピードが速い気がしないでもないがアルバムからのカット。
B面はこの当時はアルバム未収録曲だが1981年のベスト「The Best Of Rainbow」、現在では「ファイナル・ヴァイナル」に収録されている。
CAN'T HAPPEN HERE / JEALOUS LOVER
アルバム「Difficult to Cure」からのシングル。なぜ同じ物を2枚載せているかだが、実は左がUK盤で右が西ドイツ盤だという、ただそれだけのこと。レコード番号は同じだし、ジャケット表裏とも全く同じ写真・文面で、しかも紙質まで全く同じなので見た目では違いが全然分からない。多分ジャケットだけ一箇所で作成したのではないかと思う。違いは中のレコードのみで、レーベルに「MADE IN ENGLAND」と記載されているか「Made in West Germany」と記載されているか、それだけである。ちなみにA面は、どちらもイントロが短い等、アルバムとは少し違うリミックス・バージョンである。
JEALOUS LOVER
US盤4曲入りミニ・アルバム。(12インチ・シングル) 日本、UKでは「Can't Happen Here」のカップリング曲だが、USではこちらがタイトル・トラックで「Can't Happen Here」がカップリング曲になっている。他は「I Surrender」となぜか前作分の「Weiss Heim」。
MAGIC / FREEDOM FIGHTER
アルバム「Difficult to Cure」からのシングル第3弾。しかし全9曲のアルバムから5曲もシングルで発売するのはいかがなもんかと。。。
STRAIGHT BETWEEN THE EYES (闇からの一撃)
あまり評価されないような気がするが、個人的には気合が入っていると思うアルバム。おそらく当時の音楽シーンが求めていた音と少しズレていたのであまり気にされなかったのであろうと思うのだが?…
とはいうものの、ポップ路線とハード・ロック路線がうまく融合していて、Bring On The Night のようなヒットしてもおかしくなさそうなハード・ポップな曲も収録されている。

STONE COLD / ROCK FEVER
アルバム「闇からの一撃」からのシングル第1弾。通常発売されていたものは普通の黒いレコードだが、写真右側のとおりブルー透明盤も存在する。ジャケット、解説、レコード番号は全く同じ。綺麗なので額に入れて飾ってある。
下は同内容のUK盤7インチ・シングル。パッと見気付きづらいですが、違う写真を使用しています。
DEATH ALLEY DRIVER / POWER
アルバム「闇からの一撃」からのシングル第2弾。


BENT OUT OF SHAPE (ストリート・オブ・ドリームス)
D・パープル再結成前のレインボー最後のスタジオ・アルバム。師匠に対して非常に失礼なことを言うが、リッチーのギターではなくS・ルカサーやN・ショーンが弾いたらきっと最高のアメリカン・ポップ・アルバムになったのでは?、と思えるほどいい楽曲が揃っている。

下は発売当時のUK盤アナログLP。こちらがオリジナル・ジャケットになるのだろうか? RAINBOWの「R」とその下に書かれた「BENT OUT OF SHAPE」が青色、「AINBOW」が赤色で記載されている。

さて、この「Bent Out Of Shape」ですが、現在2種類のCDがあります。というか「Ex-Member of Deep Purple」という資料本によれば1983年の初回発売時から2種類存在していたようです。

まずは自分の手持ちのCDで比較します。1つは多分全世界共通と思われる普通(どれが普通なんぢゃ?)のCD、もう1つが2001年12月に日本のユニバーサル・インターナショナルが発売したタスキまでオリジナルを再現した紙ジャケット・シリーズのものです。
実際に私が所有しているものはUSA盤のCDと日本のユニバーサル盤CDですので間違っている部分はあるかもしれませんが、この2枚での違いについて話を進めます。ここでは普通と思っているものを通常盤と表記します。

分かっている違いは以下の2曲です。

Desperate Heart」通常盤4:04、ユニバーサル盤4:36
ユニバーサル盤のほうがソロ前のサビ及びフェード・アウト前のサビがそれぞれ1回多くなっています。

Make Your Move」通常盤3:56、ユニバーサル盤5:25
通常盤は1分17秒ぐらいのところからギターとの掛け合いの「Oh〜」が始まりますが、ユニバーサル盤にはここに2番らしい部分が存在し、その後ギターとの掛け合いの「Oh〜」が始まります。そしてエンディングですがユニバーサル盤の方が40秒ほど長くてリッチーがソロを弾きまくっています。

UKオリジナル盤(と思っているのだが、LP裏ジャケットのコピー・ライトは"POLYGRAM RECORDS NEW YORK" なのでUSがオリジナルなのだろうか?)ではジャケットが違っていますので内容も?と思うところですが、実際にはここで私が"通常盤"と呼んでいるCDと同内容です。では日本盤アナログLPは?というと…すいません、見当たらない。どこにしまったのやら。。。ということでこれは未確認です。

ではこれは何なのか。「Ex-Member of Deep Purple」という資料本によれば1983年に発売されたUK盤カセット・テープとCD(資料本には1987年と記載されていますがUK盤アナログLPにはCD番号も記載されていますのでCDも同時に発売されていたのでは?と推測されます)でこの2曲の内容が違う旨記載されています。これらは未所有なので確認が取れていませんが。。。

STREET OF DREAMS / ANYBODY THERE
アルバム「BENT OUT OF SHAPE」からのシングル。上が日本盤で左下がUK盤、右下が西ドイツ盤。UK盤と西ドイツ盤の違いは紙質と、写真では見えなくなってしまっているがジャケット左上の「RAINBOW」の文字及びジャケット左下の「STREET OF DREAMS」の文字の色が違うこと(裏ジャケの文字も色違い)、西ドイツ盤にはジャケット右上にレコード番号が記載されている点である。(どーでもいいことではある・・・・)
このほかにUK盤にはこのジャケットと同じデザインのピクチャー・レコードがあったと記憶している。
STREET OF DREAMS / ANYBODY THERE / POWER
アルバム「BENT OUT OF SHAPE」からのUK盤12インチ・シングル。7インチEPと同じ選曲だが、B面に「POWER」のライブ・バージョンが収録されている。この時期に発売された輸入アナログ盤はほとんどそうだが、この12インチ盤のジャケットもペらんぺらん。
CAN'T LET YOU GO / ALL NIGHT LONG
確かUK盤だったと思うのだが、アルバム「BENT OUT OF SHAPE」からのシングルでストラト型の変形7インチEPである。All Night Longはライブ・バージョン。珍しいものなのにどこかにしまい込んでしまったので写真は後日。ちゃんと確認していないが、次に紹介する12インチEPと同曲。発売時期がパープル再結成の前だったか後だったかは覚えていない・・・。
CAN'T LET YOU GO / ALL NIGHT LONG / STRANDED
日本盤12インチEP。A面に「CAN'T LET YOU GO」1曲を、B面に残りの2曲を収録。DEEP PURPLE 再結成直後に発売。
「CAN'T LET YOU GO」はアルバム「BENT OUT OF SHAPE」からのものだが、最初のキーボード・ソロがカットされている。実は同アルバム中、1、2を争うほど好きな曲なので、このカットは残念である。(ミゾ余ってんだから全部いれろ!っちゅーの・・・) 残りの2曲はライブとのことだが、歓声は聞こえない。

輸入盤でも同じものがある模様だが、持っていないので内容が全く同じかどうか分からない。ちなみに知っている限りではその輸入盤にはジャケットがない。(レーベル面のみくりぬいた黒い紙ケース入りを写真で見たのみ)
CAN'T LET YOU GO / ALL NIGHT LONG
「あれ?、上のと同じじゃないの?」と言う声が聞こえてきそうだが、こちらはUK盤の7インチEP。日本盤と同内容だが(こっちがオリジナルだろうけど…)A面B面各1曲で、日本盤に収録されている「STRANDED」はこちらには収録されていない。
FINYL VINYL
パープル再結成によるレインボー解散後に発売されたライブ+アルバム未収録曲。もともと2枚組のアナログLPとカセットで発売されたが、CD化の際、何故か Street Of Dreams と Tearin' Out My Heart の2曲がカットされて1CDで発売された。しかしその後、この2曲も復帰し2CDで完全盤しかもデジ・リマされての発売、さらには紙ジャケ仕様も発売されて、めでたしめでたしである。頼むからどれか1つに統一してください。。。
BAD GIRL
「FINYL VINYL」からシングル・カットされた12インチ・アナログEP、ドイツ版。他のカップリング曲は「
Spotlight Kid」「Man On The Silver Mountain」でいずれも同アルバムから。内袋(紙)にレインボー・ファミリー・ツリー、ロジャー・グローバーによるライナーが記載されている。
STRANGER IN US ALL
1995年に再結成されたレインボーのアルバム。個人的にはドラムのノリが好きではない。(断っておくがこのドラマー自体は上手い)
こっそり過去の曲の使いまわしもしていて、HUNTING HYMANS などスピードをあげてギター・リフを弾くとあら不思議、A Light In The Black になってしまったりする。
結局アルバムはこの1枚で終わってしまった。
HUNTING HUMANS (Insatiable)
再結成レインボーのプロモ−ション用CDで、他にSTAND AND FIGHT、BLACK MASQUERADE を収録。EU盤。
ARIEL(Radio Edit)
多分ヨーロッパ盤と思われるCDシングルで(ジャケや盤に USA, EC と両方書いてありよく分からん)、再結成メンバーによるストックホルムでの「 THE TEMPLE OF THE KING」のライブを収録しているオフィシャル盤。キャンディス・ナイトも参加。

ベスト盤
RAINBOWのベスト盤は写真のように発売国によって種類がいくつかあるが、多分現在共通なのが1番上の写真のベスト。ライブを行なっていない時期の1stアルバムにも印刷されていた、メイプル指板ナチュラル・カラーのストラトを持つリッチー、後方にはラディックのドラム、という写真が使われているので、たぶん第3期ディープ・パープル写真でのレインボーのベスト盤である。(ワケ分からんことするなー!!、ってとこですな・・・)

どのベスト盤もオリジナル・アルバム未収録曲があるとかデジタル・リマスターされている等の違いはあるだろうが特に珍しいものはなく、自分でベスト盤を作るのが面倒だとか選曲に困るとかこれから体験したい人向け。
the RAINBOW family album
レインボーに関わったメンバーの音源集で、パープル、コージー、ELF(ロニー)、コロシアムU(D・エイリー)、R・グローバー、ファンダンゴ(ジョー)、ワイルド・ホーシズ(J・ベイン)、T・カレイ、アルカトラス(ボネット)、DIO(ロニー)の音源を各1曲、レインボーのライブ2曲を収録。また ELF は一時期ブラックモアが参加したと噂された曲を収録している。(ロニーの証言では参加していないとのことらしいが、よくわからない)
<その他RAINBOW情報>
 未所有なのでこちらに載せました
 (超格安で譲ってくださる方、
  おられませんかぁ?・・・)

1st&2nd
どこの国だったか忘れたが、ファーストとセカンドの「ライジング」をセットにした2枚組のアナログ・アルバムが存在する。表が2nd、裏が1stのジャケット・デザイン。(見開きジャケット)

on stage
本編にも書いたとおり、アルゼンチン盤はタイトルが「en vivo」でジャケット・デザインが多少違う。(本編参照) 何かのブートに(忘れた・・・)この写真が使われているので見たことある方もおられるかもしれません。

DOWN TO EARTH
レインボーのアルバムはそれまで見開きジャケットであったが、このアルバム以降は1LPものはシングル・ジャケットである。ところが何と!、どこの国かは忘れたが、このアルバムにも見開きジャケットのLPが存在する。

闇からの一撃のソノシート
確かフランス盤だったと思うが、「STRAIGHT BETWEEN THE EYES」のプロモーション用ソノシートが存在する。聴いていないが多分アルバムのダイジェスト版で、7インチだったと思うので時間も短いハズ。

Stone Cold 12インチ・シングルUK盤
「STRAIGHT BETWEEN THE EYES」からの12インチ・シングルだが、ロング・バージョンである。

日本盤廉価版シリーズ(?)7インチ・シングル
日本盤7インチ・シングルには本編で紹介したもの以外に「Best COUPLING SERIES」という廉価版(500円シリーズ)のシングル盤が2枚ある。タイトルは次のとおり。
 ・オール・ナイト・ロング / シンス・ユー・ビーン・ゴーン
 ・アイ・サレンダー / ロング・リヴ・ロックン・ロール

THE VERY BEST OF

ベスト盤コーナーのメインの写真のベスト盤に「Platinum Series」という缶入り(?)の輸入盤CDがある。

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